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珍道中忘年会~前島3~ 朝陽をみにゆく

一年のうちでもっとも夜が長い この時季、

目覚めたときはまだ真っ暗。

隣で寝ていた優花さんも どうしても日頃の癖で6時前から
ごそごそと寝返りを打ったりしている。

そのうちむっくりと起き上ったのを確認して
私も起きだす。


くらいねー。

まだ、くらいねー。

お互いにそう言いあう。

暗いということは朝陽を見にいける、ということ。

でも優花さんがめんどくさそうならやめようかと思ったとき、
彼女はしゃくしゃくと布団から出て、

日の出の時間までに昨日のとこ行けるね、
と、アクティブな発言をしたため

後れをとらないように私も布団から這い出す。

さすが朝方人間優花さん。
毎朝5時半に起きる人間は起動が光回線並みに速い。

昨日使ったシャンプーコンディショナーの質が良かったので
朝のブローも短時間で整い、
服を着替えてすっぴんのまま、
二人でカメラ類の最小限のものを持って
まだ朝の気配がしない真っ暗な外へ出て車に乗り込む。

日頃は使わないアップのライトで道を照らしながら、
暗すぎて沼色に広がっているキャベツ畑を横目に、小さな道をことことと登る。

まだ日の出までには時間は充分。

窓を閉めていても、ヒヨドリがぎゃーぎゃーたくさん鳴いているのがわかる。
朝方人間より早いのは、やはり鳥たち。

細い山道を、おそらくこの日初めて通る、
車という怪物が容赦なく鳥たちの朝の集会場を踏み荒らしながら進んでいく。

驚いた鳥さんたち。

怪物の気配を察知した順番に身をひるがえすものだから、

白い羽の何かや、茶色い尾っぽの何か、小さい何かや大きい何かが

薄闇の中で車のライトに反射しながら
刷毛でシュッと刷いたみたいに俊敏に、
あるいはブーメランみたいに鋭く飛んでいく。

その数が予想を大きく超えて多いこと多いこと。

縦横無尽、とはまさにこのこと。


うは~。

鳥好きならば、ワンダフルワールド。


おお~。


そうでない人にはアドベンチャーワールド。

おのおのの世界観の中で息を呑む。




たった一人だけの朝の散歩の男性を追い抜かし、
展望台の下に車を置き、ちょっとした山道を数分歩くころには
かなり空は白んできた。

展望台はもちろん遮るものがないから風は吹き放題。

とりあえず足踏みなんぞをして寒さをしのいでいると、
さっき車で追い越した、初老、というにはまだ早いかな、くらいの男性が展望台にやってきた。

自然とあいさつを交わして、寒いですねくらいの会話のあと、

もうすぐ朝陽でまーす、の、まばたきも惜しみたい瞬間に
なんとなく静寂が気まずくなった私が
「この島にお住まいなんですか?」

と、聞いてしまったのだ。


もう朝陽がそこまできてる。
しまった。
男性は語りだしてしまった。
自分は街に住んでいたけど、この島が気に入ってしまい家を買い、
一年の半分くらいはここにきて、半分くらいは街で生活する、という話を

私は「へー」「ふー」だけ相槌を打って  無視した。

だって太陽の一番力強いカケラに出会える瞬間は、ほんのわずかだ。

おっさんの凡庸な顔を眺めている場合ではない。

犠牲になったのは優花さんで、

おっさんの方をちゃんと向いて相槌を打ってしまっていた。

性格の違いだ。


優花さんは多分太陽が顔をのぞかせたところをちゃんと見たり撮れたりしていないかもしれない。

すまん。



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なんだよ。

朝陽、海から昇ってきてんじゃないのかよ。

ケチつけているそこのあなた。

ええ。私もこの展望台に立つまで、
前島の真東に、黄島って島が、でんとあるってことに
気が付いていませんでしたの。

さすが瀬戸内海、ナンボでも島がありますわい。

そうそう海から朝陽、昇ってくれまへん。




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山の上にぽこんと太陽がおちつくころには


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空は青みをもたらして

ぴかぴかの新しい一日が始まる。






                      ~しつこく続く~
by yu-yu1117 | 2014-12-31 17:17 | のほほんおでかけ | Comments(8)

珍道中忘年会2014 ~前島2~ 唐琴荘

だいたい離島の民宿っていったら

豪快なおばちゃんが仕切ってて、
障子のすみっこにカメムシの死骸ありますけど・・・とか

お料理、魚は新鮮だけど
大皿ど~~ん!みたいなイメージがあったりしたけど
(このイメージ、今までどんな民宿に泊まっていたかってことだ)


・・・・今回はちがいました。


ついた民宿は手入れされたお庭と、
廊下に生き生きとした花々や観葉植物、

清潔なお風呂からは椿が咲くお庭が見渡せ、
朝爆発しないタイプのシャンプーがあり・・・

お部屋も隅々まできれいにされており・・・

と、うれしい誤算ののち、
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お料理の数々も繊細。

この女子プランは「梅酒で乾杯!!」
というのが一つの売りでしたけど、

ワシら「女子」とは仮りの姿。
てか、外見的に女子ではないとも認めますが。

「まずはビール」でそっから焼酎・・・というのが定番の二人。

梅酒で乾杯したあと1分後には、室内備え付けの冷蔵庫からビールをほてほてと運び込み

しゅぽっ!!




のちに女将さんが、

「おビール、お持ちしましょうか?・・・あ。もう、やっぱ、始められてるのね(笑)」

という、そうよねそうよね、このメンツはそのクチよね、

などと思ったか思わなかったかはさておき、妙に納得されていました。

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中央にあるのはきゅうりの飾り切り。
離島の民宿でこんな作品に出会えるとは・・・。

で。「季節がら、クリスマスツリーね!なんて気が利く!!」

と盛り上がっていたら

「こちらは、五本松をイメージしたもので」

ということでした。

あ、そうさね。

お刺身の上にクリスマスツリー乗っかってたらそれは料理人としてどうかね、だもんね。

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今年は天気の影響で牡蠣があまり大きくないらしいけど

その中でも選りすぐっていただいた、でかいカキフライ。

タルタルソースではなく、レモンをふんだんにしぼったドレッシングをつけて。




ままかり。

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今まで食べたどのままかりより、この酢漬けの味付けが一番好みでした。

この魚の語源通り、ままをかりに(ご飯を借りに)行きたい美味しさ。

っつって、わしらにはビールがあるからままは借りなくてよいのだけど。


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黒メバルど~ん。

スーパーでは高くてなかなか買えない上に、新鮮さもイマイチだったりするので
新鮮な黒メバルはうれしい。

そのほかにも一人鍋やデザートや、いろいろありましたが

カメラどっか放っぽりだして、
やっぱり女子らしからぬどやどやわちゃわちゃずびずび、
夜は更けていったのでありました。

・・・続く~。



2016年 追記~~

この後2年、立て続けにここで忘年会をすることに!

ブログはこちら  

        


by yu-yu1117 | 2014-12-27 22:40 | のほほんおでかけ | Comments(12)

珍道中忘年会2014 ~前島~

向かいの家のおくさんが一生懸命窓拭きをされています。

晴れた祝日の午後、

無言のプレッシャーをあびつつブログを書く、主婦ゆうゆうですこんにちわ。


窓を拭かんでも穴があくわけじゃなし。
いいのよ、少々汚くても。

汚さが少々ではない気もしますが。

いいんです。ブログ書くんです。決めたんです。



なんせ土・日の出来事をブログアップしておかねばならんのですから。

もはや恒例となった一泊忘年会を優花さんといたしまして。



決行日時をやりとりし始めたまさにそのときは
ワタクシ、じゃらんのネットを見ながら
「絶対行けないけど、行った気になって豪華旅行のプランを練る」
という、
妄想旅行記作成ごっこを脳内で炸裂させて楽しんでおるタイミングでした。

なのでその勢いでどこか安くて美味くて近い旅館なんてとこはないかしらと
調べたら3分で良いとこ発見。

即決で民宿を確保していたのでありんす。






うちから45分程度でいける瀬戸内海に浮かぶ島、前島。

牛窓港からのフェリーの所要時間は5分でした。

ゆうゆうさんのあやしい運転でも特に迷うことなく島到着。

島に着くと優花さんは
「コンビニにでもよってつまみを買おう」
と、すっとこどっこいな発言をしましたが、
コンビニなんぞあるわけもなく。

フェリー乗り場にも、自動販売機がうすら寒げな顔して立ってるだけで
こういうとこにありがちな「なんとか商店」もびしっとシャッターがおりていました。
(なのでゆうゆうさんが事前に酒とツマミは買うておいたわいな)

あとで宿の女将さんに聞いたら、
病院も学校もこの島にはないんだとか。警察官もゼロ。
人口は170数名、とおっしゃっていました。

そらぁコンビニ、あったら一瞬でつぶれるであろうよ。


ついた足でとりあえず
「高いとこ」に登りたがる私たち。

一面のどかに広がるキャベツ畑を横目に見ながら島の奥へと進むと
ほとんど誰も通らない道なのか、
松の枝がびしびし道に向かって伸びているのを障害物競走のように避けつつ
展望台付近で夕日を鑑賞。

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のはずが、

午前中までの大雨がまだあとを引き

雲に隠れまてちゃんと拝めませんでした。

ま。そんなこともあるさ。


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島の海風はハンパではなく、
さっさと民宿、IN!

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ついた宿でまず私は、穏やかそうな女将に一言、謝りました。

「この歳で《女子だけのわいわいプラン》に申し込んですみません」

と。



わいわいプランでどやどやしてもいいかしら。

宿の空気がかび臭くなったら本当にすまんことです。




・・・続きます。
by yu-yu1117 | 2014-12-23 16:10 | のほほんおでかけ | Comments(12)

生存宣言

久しぶりにパソコンを起動させました。

いやあブログ、さぼっちゃってさあ。

どうも。
すてきさぼりすと・ゆうゆうです。こんばんわ。



さぼってるなあとなんとなくは自覚していたんですが

まあ、「こいつは所詮そんなやつだろう」とみんな思ってるさ、と
のほほんと構えておりましたところ、

本日、とある友人よりメールがあり

「最近ブログ更新してないけど、大丈夫?
バリウムのネタのあとだったから
お節介かな?と思ったけど・・・」

となんとも心温まるメール・・・


というか、

ああ!そうだ! 
さぼりの前はバリウムネタだった!とそのとき気が付いた事態で。


大丈夫でございました。

胃がんではございませんよ、大腸がんではないようですよ、
B型肝炎でも、C型肝炎でもないようですけど、
ま、調子に乗んなよ!

という通知が来ました。


ありがたいことです。

また酒が飲める。


あ。そういうこと言っちゃダメですよね。


御心配をしていただいた方がいらっしゃったとすれば
すみません。ありがとうございました。

御心配なぞしてなかったという大勢のみなさん。
ゆうゆうさんはどっこい生きてるあーこりゃこりゃ。

まあブログをさぼっていたのは

以前にも書いた、
「まあちゃん寿退社」によるもので
二人分の仕事を一人でするようになってから
どうもキャパが追いつかなくなりまして。
社長の前で突然「ええじゃないか」と踊りだしそうなくらいの
錯乱状態。

それと重なるように
東京で長期武者修行をしていた次男坊がまた帰宅いたしまして。

のほほんとーちゃんとの二人生活だったところに

いきなり食いしん坊万t歳な食卓の用意と、しかもおされさんで洗濯もんハンパねえの、
で、

「体力の限界!」  (by千代の富士)

で、がーがーと早寝しておりました。

年明けてもこんな調子なら、
社長の前で辞表ちらつかせてみようと思ってます。

ただねーこれからはもう年末モード。

イベント的な計画は確実にこなしたいので

そっちの体力は温存しているのでな。

ふっふっふ。
明日は楽しい珍道中忘年会だし♪

写真も何もないですが、

とりあえずボヤキブログ、アップしときます~ん。
by yu-yu1117 | 2014-12-19 22:59 | のほほんつぶやき | Comments(8)

あなたも、一杯いかが?

寒くなりましたね。


こんな季節になると、

そーですね、こっくりと、白濁したものがいいかな。

ホワイトシチュー・・・ああ、いいね。

豆乳鍋、なんてのもいいし、塩とんこつの鍋だって捨てがたい・・・。


そんな中で、私も白濁したのを、ね。


飲んだよ。  





バリウム。


市の保健所から、大腸がん検診の割引クーポンと、

肝炎ウィルス検査の無料券ってのもらったからさ。

割引クーポンって。

近所のラーメン屋かいな。



みたいな感じでしたが、今まで一度も受けたことがなかったので
そんなんじゃいけんな、と、良いきっかけとなり、行くことに。

まんまと保健所の思うつぼ。




バリウムは
「コーヒー味とスポーツドリンク味とバリウムそのまま」
という3種のフレーバーから選択でき、


「素材のよさをそのままに、プレーンで!」
とか言っちゃったら
「おぬし、ツウだな」
と看護師さんに一目置かれることはわかっていましたが、
ここは初心者のバリウムドリンカーらしく、コーヒーフレーバーをチョイス。

何度もバリ体験を繰り返してツウになったら
「・・・・もちろんプレーンさ。ふ。」
と渋い顔して葉巻片手に言ってみようと思います。

きっと、
「がん検診に来て、葉巻はやめてください」
と言われるのがオチでしょう。


レントゲンに関してはいろいろ人から聞いていたものの、

全然噂と違っていて、

うつぶせに寝た姿勢から、こっちを向いて横に、
はい、では仰向けに、次は向こうを向いて横向きに、
はいうつぶせに・・・・、を
何度も何度も、間断なく、何回転もさせられました。
逆回転も2回転めくらいになると
へろっへろになり、バリウムの気持ち悪さも加わり。

「横に中国の選手すべってないよな??」
と羽生君ごっこをして気分を紛らわそうとしましたが
気持ちは晴れません。

私の見た目の特徴として

「なんとなく体力ありそう」
「どことなく元気そう」

というのがあるため、実際の体力よりはるかにしんどい作業を要求されることが
さまざまな現場であるのです。
たとえば
「陸上部だったっぽい」という理由で町内の体育祭で走らされたりとか。
旅先でのマッサージで
同い年のほかの子はゆっくりと受けてるのに
私だけ柔道整体に勝手に切り替わり
逆エビ反りの技をかけられて却って体を傷めたりとか。

この若いかわいい看護師さんも
「こいつは言いなりに動くだろう」
と踏んで、
ハードなプレイを要求してきたにちがいありません。

罰ゲームを通り越して、完全にSとMの世界観。

あああ。こういうものだったのね、いたぶられるってこんな感じなのね。

そんなプレイを実体験できて、
最後に下剤を飲まされて、
お店を(店とちゃう)後にしました。


気持ちを癒すには、自然しかありません。


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車で20分くらいの、運動公園。



近場で紅葉・黄葉を浴びてきました。


もうこれが最後の紅葉狩りだなあ。


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ほんとに、ホワイトシチューや豆乳鍋で

こんどこそちゃんとあったまってほっこりしたいと思います。





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by yu-yu1117 | 2014-12-03 18:46 | のほほんつぶやき | Comments(8)