奥道後の ホテルの窓辺から。
カワセミがとまっていそ~!な枝もたくさんありましたが、
今回はとりあえず封印してコンデジだけ持って動きました。
お夕飯。
最初だけ写真とっておいてまたビール一杯ひっかけたとたん
カメラ放置。
これがいつものパターン過ぎて自分の食欲における猪突猛進モードにあきれる。
手前の白いのは、「のれそれのみかん酢和え」です。
あなごの稚魚って、岡山は「べらた」っていうんだけど、四国は「のれそれ」っていうんだそうで。
そっちのほうがおいしそうな響き。
はなれ別室でいただいた夕飯。昔の赤坂の料亭だかをそのままここに移転したそうで
角栄のおっちゃんとか、こなきじじい福田さんとかが政治談議したり、
司馬遼太郎さんの書斎としても使われたとか。
ここにあらたに
「ゆうゆうさんのシャレオツなディナー」
という歴史が刻みこまれたというわけです。
刻むなよ!と過去の偉い方々に旅館スリッパでひっぱたかれそうです。
ここで対応していただいた方は、着物姿の身のこなしの
一瞬一瞬が一分の隙もないほどに美しい方たちばかりでした。
とてもかっこよかったです。
って、修学旅行みたいな感想ですが。
朝食。
朝っぱらから鯛のお刺身なんぞまでいただいたあと、
朝風呂。
お部屋のお風呂でさくらを愛でながら、
石田スタイルで
(私のブログはなぜか 石田純一がよく登場するが 別にファンというわけではありません)
たばこをくゆらす私の友人、小マツコデラックスさま。
ただの小太りのおばはんではあります。
が、この人の脂肪は、ゆうゆうさんの「尊敬」でできているの、
と思えるほど、私の尊敬の的です。もう32年、尊敬しています。
どんだけ尊敬すんのん、と思われるでしょうが
どうも理屈で説明ができません。
全介助、寝たきりのお子さんを含む特別支援の先生をしながら、
自分の子供も3人、ほぼ一人の手で育ててきた人。
私には こやつが、
運と、素行と、目つきと、そして世渡りが 最悪な、
マザーテレサに思えます。
穏やかな性格だとか、物腰の柔らかい対応だとか、
そういうほんわかだとかまったりだとかってのは微塵もないくせに、
魂だけはハンパねえものを持っている人だと、
多分このまあるい背中を一生尊敬のまなざしで見つめ続けるのだろうなあと思います。
ともだち100人できるかな♪ というのんがありますが、
いらねえよ。
そりゃまあ ♪一年生になった~ら♪、という子供時代は数も必要だろうけど、
大人になりゃあ、淘汰よ、淘汰。 ざくざくっと。
こいつはすげぇ、と勝手にこっちが思える人が何人かいて
こいつはおもしれぇと思える人が何人かいて、
ときどき私を笑わせてくれたら自分勝手に、
豊かな人間関係だな、て腑に落ちそうな気がします。
チェックアウトをしたあと
砥部焼の作成現場をのぞかせていただきました。
一日中、一年中、こうやって砥部焼をつくっているんだなあ、
いや。できん、私にはできん。
ものづくりにもいろいろあるけど、地道過ぎて無理。
編み物とか無理な人だから、おんなじ茶碗作り続けるのは、ぜったい無理。
その日によって花瓶だったりカップだったり皿だったりいろいろできるならいいけど、
どうもそうではないもよう。
みんな偉いよなあ。
本当はゆっくり休んでただ休みを満喫するだけのつもりだったけど、
結果的には与えられた自分のやるべきことに真剣に取り組むいろんな人をみて
休んでる自分に喝を入れてしまった旅でした。
今年度も、ちゃんと全うしよう。